地蔵岳(1250m)玉置山(1076m)大森山(1078m)
大峰奥駈南部

H18年12月7日〜9日
参加        4名

涅槃岳〜地蔵岳に続き奥駈南部partUは地蔵岳〜玉置山〜大森山までの縦走です。
partTは初秋の静かな奥駈道、今回は晩秋の枯葉色の奥駈道、出会ったものはキジ2羽、ぼう大な落葉、巨木、霧、雲海、人間1人、あとは雨…。
7日 十津川森林公園〜玉置山(ピストン)
大和高田駅7時に出発し五條から大塔村、十津川村を走りR425「21世紀の森十津川村森林公園」に駐車します。平日の雨の公園は静まりかえって誰もいません。


(森林公園)

公園を少し上がったところに南奥駈道登山口の標示があります。植林の中をしばらく上ると奥駈道に合流します。
玉置山までは林道が併走して何度も林道に出合ったり、横切ったりします。あまり展望もなくやや単調な緩やかな歩きですが、小雨と立ち込めるガスが演出する幽玄の世界、雲海にふわりと浮かぶ山が神秘とロマンに充ちていました。

難しい山名、地名です。奥駈道は読み辛いですね。
如意宝珠岳((千眺の森)と行場、蜘蛛の口。


(宿跡・行場がいたる所にあります)

花折峠は笠捨山、地蔵岳の展望が良いと言うことですが、生憎の小雨、白い霧に包まれた峠は奥駈の雰囲気そのままです。
玉置山展望台(展望台、トイレ有り)から笹原とブナ林のかつえ坂をしばらく上りシャクナゲの大群落をくぐって玉置山です。シャクナゲは大木でもう固い蕾を抱き、花咲く頃は見事なシャクナゲの花トンネルになることでしょう。


(玉置山へのかつえ坂)

山頂は地蔵尊の祠、鐘、一等三角点があり熊野三千峰と呼ばれる山々が一望!ら・し・い… 
エェーーーン、(ーー;) 何も見えな〜い〜
森林公園まで戻ります。帰路この山行中唯一出会った★人間一人★は大きなザックの男性、奥駈道を北から南へ8日目だそうで玉置山に水がありますか?と問われました。玉置山山頂に水はありませんが玉置神社まで行けばあります。
今日は上葛川の民宿泊です。夕食は鹿肉のすき焼きでした。
コースタイム
森林公園 10:20→(昼食)→花折峠 12:37→玉置山展望台 13:10→玉置山 13:30→森林公園 15:50
8日 十津川森林公園〜香精山〜東屋岳〜地蔵岳(ピストン)
パートTは涅槃岳〜地蔵岳まで南下したので今日は地蔵岳までのピストンです。
昨日の森林公園に駐車して出発します。今日も白い霧、奥駈道に合流して一路北へ。貝吹金剛までは緩い尾根ですが貝吹野、香精山へは急登と階段が続き一汗でした。


(貝吹金剛・香精山への階段)

巨木が多く木の根が複雑に絡み合って、その上に落葉がつもり岩がらみの尾根、行場跡、宿跡と続く太古の森は大峰の山の深さ、大きさを感じるところです。
真っ白の雲海にふんわり山がうかぶ様はまるで水墨画です。これはこれでなかなかいいものです。
うっすらと青空がのぞいて時々展望も望めます。


        (左から地蔵岳・槍ヶ岳・笠捨山)             (右端小さく鉄塔のある行仙岳〜阿須迦利岳〜涅槃岳)                

地蔵岳へは岩場、ヤセ尾根、鎖も数ヶ所あり地図上では”危”マークです。北、南、どちらから行っても地蔵岳、槍ヶ岳近辺は岩場、鎖場です。
変化に乏しい尾根歩きからちょっと緊張し、鎖や木の根をつかんで四輪駆動モードです。


(地蔵岳へは木の根からみのヤセ尾根)

尾根から見た飛び込みたいようなフワフワの雲海。

ほとんど霧の山行でしたが、ちょうどお昼の時間にはこんな場面もあったのです。(四阿宿跡)
青空に出会ってふんわり暖かくなったひと時でした。V(^o^)V/

地蔵岳にタッチして、来た道を戻ります。枯葉色一色です。
時間があったので車で移動して玉置神社にお参りします。(神社から山頂まで繋いでおきます)
樹齢3000年以上と推定される杉の巨樹郡、枕状溶岩、霊水など、さすがさすが霊気漂う由緒ある神社です。鬱蒼と生い茂る杉の古木、巨樹郡は計り知れないエネルギー、パワー、霊気を感じさせます。
今夜は川湯温泉泊、湯けむりと夜の闇に紛れて仙人風呂にも入りました。
コースタイム
森林公園 7:00→貝吹金剛 8:25→貝吹野 8:40→香精山 9:20→四阿宿跡 10:05→地蔵岳 10:50→四阿宿跡 11:50(昼食)→森林公園 14:00
9日 玉置山〜大森山


(玉置辻)

今日も朝から小雨、玉置辻に駐車して(数台駐車可)玉置神社をピストンし、いったん玉置辻に戻って大森山までピストンします。大平多山分岐への上りがある程度で険しい個所もなく、優しい枯葉のじゅうたんを踏み晩秋の奥駈満喫します。


(大森山へ)

大森山頂から少し南に下がったところに三角点があり今回は雨でもありここまでにします。
玉置山以南は高い山もなく殆ど下りです。あと大森山から本宮までの道が残りましたがこの辺り温泉が多いので次回は温泉旅行になるかな?


(大森山と三角点のある大水の森)

3日間小雨と霧の山行でしたが、雲海に浮かぶ大峰、熊野の山々、高野山など、とても神秘的でした。

雲海日和ってあるそうです。
前夜まで雨が降り湿度が高く冷え込んだ朝はとりわけ美しい雲海日和。
まさに3日間この条件にピッタリで雨と霧と雲海、神秘と古代のロマンあふれる奥駈南部縦走でした。

コースタイム
玉置辻 8:45→玉置神社 9:20→玉置辻 9:55→大平多山分岐 10:55→大森山 11:30→大水の森(三角点) 11:45→玉置辻 13:15